スプリング。














ベッドがギシギシ軋む おと。

それがずっと嫌いだった。

自分がオモチャなんだって事が、

どんな何時より解るから。







喉から生まれる悲鳴。

肌にねっとり纏わりつく吐息。

時間を奪う温度と湿度。

それもみんな。







無くなってしまえばいいのに。





















手錠、

鎖、

縄、

薬、

×××。







そんなもの、

あってもなくても、おなじ。

僕はベッドに縛られてる。

いつでも。











ここにしか居場所はないし。

ここでしか存在を確かめられないし。





僕は必要とされないから。































ねぇ、

君が僕を抱く時は、

もっと弾力のあるのにしてね。

僕はいつでもココにいるから、



背中が痛くなっちゃうんだ。
























日毎夜毎。


揺さぶられる度

死ぬように鳴く、



悲鳴をあげる

僕と ベッドのスプリング。





*cry on* 2005-2002.T・U・E.WhiteBox.Rin Inoue.Josefine-kainahime





暗〜い。しみっちぃ〜。
腹が痛いと、考える事も痛い。

言いたい事は沢山あるが、
口下手なんで、こん位しか書けなかった。


自分的には、
"君が僕を抱く時〜"ってくだりで、
あの哀しい笑顔を表してみたかったんですけど。


でも、あたしが烏哭なら、
やっぱりこんなにしちゃうでしょう(怖


壊してしまえ。ベッドごと。






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