僕は脅える子供。

何も望むものはないし
何も望んではいけない。





僕は臆病な子供。

何も欲しがらないし
何も欲しがってはいけないし、





誰かの手を掴みたいなんて





思った事もないよ。



















思いたくなんかも














ない。










































ただ あふれるように広がる大地。
そこには



















何もない。
ここに空気が詰まった瓶が
ただ転がってるだけなんだ。



そんな抜け殻を見つけて
大事にポケットに入れてくれる


誰かが




































『本当は、ずっと欲しかったよ』







































今





君の目に僕は映ってる？
その目にちゃんと映ってる？
君の目に僕は存在るの？
その目にちゃんと存在るの？


君の中に 僕は 存在るの？




















存在ても いいの？




































鏡を見るのが怖かった。
僕はそこにいない気がしてた。

ずっと。ずっと。









でも、今は





























こわく、ない。














































だから、おねがい






君の中に、ずっと、存在させて？